患者様とお医者様

「患者様」と呼ばれるわりに「様」らしい扱いをされていない患者。一方、かつては「お医者様」と尊敬されていたのにいまでは医師への不信感が社会に充満している。今の日本の医療はどこかおかしい。患者は医療制度がどうなっているのかを理解し、よい仕組みにしていくにはどうしたらよいか考えるべきだし、医師も限られた予算の中でどうしたらよい医療ができるかを考えるべきだ。その手掛かりを提供するのがこの本です。　　　 （日本評論社　守屋克美）