おちたらワニにたべられる！

大人のちょっとしたひとことが、子どもの心の空想（楽しいものはもとより、こわいものも）を刺激するってありますよね。
タイトルは、主人公の女の子が、一緒にソファに座っていたとき、お父さんから言われた言葉です。
表紙の下のほうでは、大きなワニがぱかっと口を開けて、上のほうには女の子の小さな足の裏が見えます。
女の子が階段にすわっていると、いつの間にか床は浸水して、いろんなものがぷかぷかと浮いたり、流れてきます。
「ソファーがながれてきた、これにのってここからはなれよう！」
リンゴやおかあさんのドレスが浮いている家の中、そっと近づいてくる大きな黒い影。ぐらんぐらんとソファーが揺れて、
「たいへん！おちたらワニにたべられる！」
はらはらどきどきするお話の結末は？
お父さんの最後のひとことに、ほっ！