40周年記念「クレヨンハウス絵本大賞」審査結果 2016/12/5



40周年記念クレヨンハウス絵本大賞に、多数のご応募をいただきありがとうございました。
応募総数717作品から審査の結果、まことに残念ながら「絵本大賞」は選出することができず、次の2作品に賞を差し上げることに致しました。



■優秀作品賞■
(副賞30万円)

『うみまだかな』
うちむらたかし様(東京都)



■佳作■
(副賞10万円)

『なんだべの木』
だるま森様(兵庫県)


< 総 評>


クレヨンハウスでは久しぶりの公募。スタッフ一同、緊張しつつ、わくわくしながら審査を進めさせていただきました。熱意ある作品の数々に、「全体的にレベルが高いのでは?」という声も上がりました。が、残念ながらわたしたちが求める「これぞ!」の一冊には出会えなかったという結果です。

選考にあたり、もっとも重視したのは「オリジナリティ」です。そのため、後ろ髪ひかれつつも、また完成度が高くても、すでに似たような絵やお話がある作品は選外とさせていただきました。また、絵が魅力的なものはたくさんありましたが、お話(文章)はもう一歩、熟考が必要ではないかと感じる作品が多かった印象です。とはいえ、これまでクローズアップされなかった生きもの、なまこやちりめんじゃこ等を主人公にするなど、新しい試みも多数あったのはうれしいことでした。
絵だけでも文章だけでもない、「絵本」をつくりあげる難しさと、だからこそのたのしみを、あらためて感じた「絵本大賞」でした。 ありがとうございました。


2016年12月5日
クレヨンハウス


【優秀作品賞

『うみまだかな』  うちむらたかし様 (東京都)





『うみまだかな』  うちむらたかし様 (東京都)

ポップでたのしい画風とシンプルなことばが、ページを次へとめくらせます。子どもの気持ちがよく伝わってきて、タイトルもぴったり。海へ向かう途中にお店でもらう「青い羽根」にもうひと声、意味をもたせると、ラストにより余韻が生まれたかも……?




【佳作 

『なんだべの木』 だるま森様(兵庫県)




『なんだべの木』 だるま森様(兵庫県)

絵は大胆で繊細で魅力的。ストーリーにも深みがあり、読み応え・見応えあり。ただ、福島弁で書かれた文は、チャレンジングでありメッセージ性があるものと感じつつ、レイアウトも含め、読むのにちょっと苦労しました。