絵本特集:長年愛されるクレヨンハウスの人気ロングセラーシリーズ

【クレヨンハウス通信 No.500】
本誌「クレヨンハウス通信」は、1982年の刊行開始から今号で通算500号を迎えました!
その間、クレヨンハウスでもたくさんの絵本が生まれ、いまなお愛されているシリーズが多数あります。
今回は、その中から「子どもの本売り場」スタッフが選んだシリーズを、著者(翻訳者)のコメントつきであらためてご紹介します!


祝! 500号記念!

いつもクレヨンハウス通信をご覧くださり、ありがとうございます! 5 0 0 号まで続けてこられたのは、これまでたくさんの方の支えがあったからこそ。この場をお借りして感謝申し上げます。さて、クレヨンハウス刊行の作品、みなさまはいくつご存知ですか? 今回は記念の号ということで、クレヨンハウスが刊行した作品を大特集! なんと、作者のみなさまからのうれしいメッセージも! みなさま、これからも末永くよろしくお願いいたします!

大阪店 間崎美音

「ぼうし」をめぐる、ユニークで、不気味なコワサの大人気シリーズ。ジョン・クラッセンさんの描くキャラクターは、表情よりも「目」で語ります。大阪弁での訳を手掛けたのは、笑いを誘うユーモラスな絵本から、平和に対するまっすぐなメッセージを込めた作品など、多彩な作品をつくり続ける長谷川義史さん。ふたりの絵本作家が組んだ日本語版は、原書とひと味ちがった味わいを生み出しています。

長谷川義史さんからのメッセージ


 



ただ突っ走っているように見えるイノシシや、「モーイイヨー」と、かくれんぼをするウシの親子、とにかくえらい(?)トラなど、十二支も五味太郎さんにかかれば、くすっと笑えるユーモア絵本に。「クレヨンハウス通信」では、毎年新年号にその年の干支の作品を紹介してきましたが、干支に関係なくいつでもたのしめる作品です。オリジナルのペーパークラフト付き!

 五味太郎さんからのメッセージ 

おれは酉年生まれなの。そこで最初につくったのが『どこどこ ここ・ここ・・・・』。
たとえばヘビ(巳)なら、あの存在自体がキュートだな、とか。
トラ(寅)だったら、なんとなく飽きっぽい印象だったり。
おれの中での動物の解釈を描いちゃうのが、このシリーズのおもしろいところ。
干支って、絵本にするにはかなりおもしろい世界だと思う。

>五味さんによるメッセージ動画はこちらから


 



詩人・谷川俊太郎さんが現代を代表するアーティストと組んだ「あかちゃんから絵本」シリーズは2003 年からはじまりました。「日常で使っている意味伝達のことばではなくて、おかあさんがあかちゃんをあやすような、意味を超えた愛情のかたちとしてのことばがいい」と話す谷川さんのあかちゃんから絵本は、ことばと絵のたのしさで、あかちゃんからおとなまで、みんなをとりこにしています。

 谷川俊太郎さんからのメッセージ 

ことばと絵のたのしさであかちゃんをとりこに

「分からない」と知性が呟いても、「面白い!」と感性が叫ぶ。
絵本はあかちゃんの味方です。



 



おとぎの森に暮らしている、とてもこわがりなおとうとうさぎ。そんなおとうとうさぎが出会うのは、おばけに魔女にトロルに……宇宙人!? こわいながらも、おとうとうさぎはがんばります。ハラハラドキドキの展開に目が離せません。地図や張り紙、新聞記事など、絵本のページすみずみまで書き込みがあり、 絵探しのようなたのしさも。スウェーデンの子どもたちに大人気の絵本ですが、日本でもどんどんファンが増えています!

 ヘレンハルメ美穂さんからのメッセージ 

はじめ臆病だったおとうとうさぎの成長に注目です。
最新作ではなんと名探偵に!
隅々に仕込まれた小ネタも楽しんでくださいね。



 



くろずみ小太郎は、忍術修行のため諸国を旅する「炭」の忍者。行く先々で出会うのは、恐ろしい妖怪たち! 小太郎は妖怪たちに、知恵と忍術で立ち向かいます。小太郎がめぐる旅には、作者の飯野さんが実際に訪れた場所や、出会った生きものが登場します。講談調で語られる、小太郎の迫力満点な冒険活劇をご覧あれ!

 飯野和好さんからのメッセージ 

こどもの頃、夢中になって遊んだ忍術ごっこ!
うどん粉をポケットに入れておいて、やっと振りまき、えいっと忍(にん)をきる!!
どろどろどろーんとかまえると本当にくろずみ小太郎のようになった! やあっ!
「クレヨンハウス通信」500号記念号おめでとうございます!!


 



サイン本:8/25(木)10:00~販売スタート!

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