エーミールと探偵たち

おかあさんがはたらいて貯めたお金を預かって、祖母の住むベルリンにひとりで向かう少年、エーミール。
汽車の中でウトウトしてしまい、目が覚めると……お金を入れていたポケットが空っぽ！
汽車でおなじ個室だった山高帽の男が持っていったにちがいないと、エーミールは男を追って、途中下車をします。
はじめての場所で心細いエーミールが出会ったのは、グスタフをはじめとする少年たち。その数なんと100人！
みんなで知恵をしぼって山高帽の男を追いかけます。
エーミールたちはお金を取り戻すことができるのでしょうか？
自由主義的な作風により、ナチスによって迫害を受け、著作を焚書処分にされながらも作品を作り続けた、エーリヒ・ケストナーのおなじみ、痛快なロングロングセラーです。