ぼくのおじいさん

明治生まれで85歳まで生きた、ぼくのおじいさんはなんでもできた。
庭でもみじや桃の木を育てたり、マムシを捕まえたり、山の空気の動きで天気もわかる。
そんなおじいさんとの生活を通してぼくが教わったのは、生きるための知恵。
秩父の山間の集落で自給自足の暮らしをしていた、絵本作家の飯野和好さんの、幼かった日々の暮らしと、おじいさんとの思い出をもとに元に作られた絵本。
「すごいでしょ！　ぼくのおじいさん！」
そんな 声が聞こえそうな絵本から、おじいさんへの深い愛情が伝わってきます。