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いくつもの灯籠が灯りをたたえて、水面に揺れ、ひしめき合いながら川面を流れていく。 母の手から離れていくのは、二つの灯籠。 毎年の風景だったが、緑色の灯籠には名前が書いてあり、白いほうには何も書いてなかったことを、希未は、今年初めて不思議に思った。 中学生になり、希未の美術部では、学園祭の企画として、1945年8月のあの日がテーマに。 「あのころの廣島とヒロシマ:きいてみよう、あなたの身近な人のあの日のこと」を制作することに。 希未の頭にまっさきに浮かんだのは、あの、名もない白い灯籠だった……。 自分の身に何が起きたか知るすべもないまま、原子爆弾の熱戦に焼かれた人々。 そして一瞬にしてかけがえのないひとを失った人々の慟哭。それは、ひとの心に、その土地に、深く深く刻み込まれている。いつまでも。 2021年1月、核兵器禁止条約が採択され、国際社会は平和な世界に一歩近づいたのか……。 わが国は? 平和への誓いを胸に、読み継ぎたい作品です。
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