シロのきもち

小学生のさぶろうと、その両親と一緒に暮らしている犬のシロ。
買い物をして大きな荷物を両手に持って大変そうなおかあさんに、シロは「ワフッ！ ワンワン！」
今度はランドセルを背負って家に帰ってきたさぶろうに、「ワフワフッ！　ク～ン！ 」
犬のことばで一生懸命何かを伝えようとするシロと、シロの気持ちを知りたいと思うふたりと。

夕方、散歩に出かけたシロとさぶろうは、仕事帰りのおとうさんと道でばったり。
おとうさんのカバンをじっと見つめて、シロは「ワフッ！」と。
するとおとうさんがシロに話しかけて……。
シロの健気な思いと愛くるしさにほっこり、しあわせな気分に。

内田かずひろさんのマンガデビュー作『シロと歩けば』のお話の中のひとつをもとに、歌人、枡野浩一さんが文章を書き、1冊の絵本になりました。
（東京店子どもの本売り場　N）