もりのおるすばん

森のなかのちいさなおうちでは、女の子がお留守番中。
クマが歩いていると、女の子が出てきて、「しずかにしずかに」と言います。
散歩をしていたシカにも、走りまわっていたリスにも「しずかにしずかに」。
通りかかる動物たちの足音が聞こえるたびに、女の子は「しずかに　しずかに」。
どうしてかって言うとね……出かけたおかあさん、おとうさんにあることを頼まれたから。
やわらかいタッチで描かれ、柔らかな風が通りすぎるような絵と物語に、やさしい気持ちになります。