スチュアートの大ぼうけん

ニューヨークで暮らすリトルさんちに生まれたスチュアートは、身長5センチ、ハツカネズミのようなひげとしっぽを持った男の子。人間の世界の中でちいさなスチュアートは、時おり危ない目に遭いながらも、知恵と工夫でピンチを切り抜けます。
おかあさんが排水口に落としてしまった指輪を探しに行ったり、セントラル・パークの池でおもちゃの帆船に乗り、帆船レースに参加したり。
心配しながらもあたたかく見守ってくれる家族に愛されて、すくすくと成長するスチュアート。
そんなある日、仲良しの小鳥マーガロがいなくなったことを知ったスチュアートは、「マーガロを探しながら、じぶんの運を試したい」と、家を出て、広い世界を旅する決心をします。
『シャーロットのおくりもの』で知られるＥ.Ｗ.ホワイトが、甥やめいのために15年かけて考えたお話に、あのガース・ウィリアムズが挿絵をつけて1945年に刊行されたロングロングセラーです。