ナイチンゲールのうた

むかし、地球はみずみずしく、空も、山も、海も、砂漠も、森も鮮やかな色であふれていました。
ところが、動物たちには色がなく、ぼんやりくすんでいたのです。
それを見て、なんとかしないと、と立ちあがった「えかきさん」。
絵の具箱をあけて、さまざまな美しい色で動物たちを彩ります。
すべての仕事が終わり、さあ帰ろう、そう思ったとき、１羽の小鳥が飛んできたので、えかきさんは絵の具箱をあけますが……。

鮮やかな色彩と美しいことばで紡がれる本作。読み終えたとき、タイトルの意味が、こころに響きます。