ねこがいっぱい

「おおきいねこ」に、「ちいさいねこ」、「しましまねこ」や「ぽちぽちねこ」。
毛糸玉であそんでいたり、ちょうちょを追いかけていたり、まったく自由気ままなねこたちです。
ページをめくるたびにあらわれるねこたちに、あかちゃんも大よろこび！
最後はページいっぱいにねこたちが勢ぞろいして、さあ、おしまい。
……のはずだったけれど、もう一回最初のねこに会いたいな！
と、あかちゃんからのアンコールが聞こえてきそう！

作者のグレース・スカールは、1903年米国テキサス州エル・パソ生まれ。
原書『Nothing but Cat』が出版された1947年当時、米国の出版社スコット社ではあかちゃんや幼児向けの絵本シリーズが先駆的に創設され、 同シリーズからは『おやすみなさいのほん』（福音館 書店）などもうまれています。
あかちゃん絵本の発展に貢献したグレース・スカールのデビュー作。
同作者の『いぬがいっぱい』もあります。