くもとり山の　イノシシびょういん

山の中の大きな杉の木のそばにある白い建物。
みんなが頼りにしているイノシシ先生の病院が見えてきました！
大きなからだでぼうぼうのかみの毛のイノシシ先生は見た目はちょっとこわいけれど、治療の腕はピカイチです。
お腹が痛くなったたぬきのポンちゃんや、あいた、あいた……とやってきたヤギのおばあちゃん、くしゃみがとまらなくなったカマキリさんなど、7人の患者さんのお話が。

2018年5月に逝去された加古里子さん。
月刊雑誌「母の友」に2011年から2019年まで掲載された作品に、実孫の中島加名さんが絵を書き足して完成した１冊です。

あたたかな愛と大きな優しさで的確な治療をしてくれるイノシシ先生の姿に、どこか加古里子さんの面影を感じます。