大きな古時計

幼いころから口ずさんでいた「大きな古時計」という曲が、実話にもとづいていたこと、ご存じでしたか？
イギリス・ダラム州に実在するジョージ・ホテルのフロントにあったひとつの時計。
持ち主の死とともに時を止めてしまった時計の実話を元に、作詞家のヘンリー・クレイ・ワークが、1876年にアメリカで発表したこの曲。
その後、世界中で広く知られるようになりました。
いまはもう動かなくなった時計が、かつて時を刻んでいたとき、おじいさんやその家族を見守ってきた様子が、少しせつなく懐かしく、けれどあたたかく、イラストレーター伊藤正道さんによって描かれています。
巻末にはオルゴール、ピアノ、さまざまなバージョンの演奏で聴くことができるＱＲコード付き。
懐かしいこの曲を聴きながら、絵本をひらいてください。