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コラージュで描かれた大人気の恐竜絵本『きょうりゅうオーディション』に続く2作目は、なんと、恐竜たちによる大迫力の運動会！
翼竜たちの卵運び競争や、チームに分かれてのアンモナイトころがしなど、たくさんの恐竜たちが、絵本の中をところせましと走りまわっています。
特技を活かして一生懸命がんばっている恐竜たちを、思わず応援したくなる！

今日は、恐竜劇団のオーディション。
新しい劇団員を選ぶオーディションに、どんな恐竜たちが集まったかな？
最初に登場したのはブラキオサウルス。地上15メートルの「高い高い」ができますよ。
パラサウロロフスは、ボーボッボーと、鼻息のラッパでたのしいメロディーを奏でます。
次つぎと特技を披露していく恐竜たち。果たしてオーディションに合格するのは？
たしろちさとさんが、はじめて版画コラージュの技法で描いた、親しみやすい恐竜たちの表情にも注目です！

１２月３１日、大みそか。うさぎくんのもとに、１通の手紙が届きました。 ピカピカと光り輝くその手紙は、送り主不明で 「いつも　おとうとや　いもうとに　やさしくしているね。
だいすきな　ぷりんを　わけてあげて　えらかったね。
あしたのあさ７じに　はらっぱにきてください。」と書いてありました。
プリンのこと、どうして知っているのかな？
うさぎくんは不思議に思い、森のみんなにたずねます。
わにくん、くまくん、あひるちゃん、りすちゃん、各々届いた手紙を見せ合いますが、誰からの手紙か分からないまま。
翌朝、まだ薄暗い空の中、送り主を知るために、みんなで原っぱへ向かいます。
そして、約束の７時。うさぎくんたちの前に現れた、送り主とは……！

あたたかい気持ちで新年を迎える、ハートフルなおはなしです。

山の頂上へキャンプにでかけた、やぎくん、はりねずみくん、ぞうくん。
「きょうそうしよう」とかけ出そうとするはりねずみくんに、さるのおじさんが「ポレ ポレやまのぼりだぜ」と教えてくれました。
ポレポレとは、“ゆっくり”という意味。
3人は大きな荷物を背負って険しい山道を進んでいきます。
みんな無事にたどり着けるかな？
こんな世の中、子どもも大人も、「ポレ　ポレ」でいきたいところですが。
ああ、「ポレ　ポレ」。

トコトコ歩いているかと思ったペンギンが頭からスイーとすべります。
ゾウの親子が水辺にくると、鼻を高く上げてばっしゃーんと水あそびをはじめます。
動物園の人気者たちが次々と登場して、かわいいしぐさやダイナミックな動きを見せてくれます。
愛らしい瞬間の連続は、まるで動物がそこにいるかのよう。音やにおいまで伝わってきそうです。動物たちに会いに行こう！

やぎくん、はりねずみくん、ぞうくんはオーロラを見るために「ゆきまち」へ電車で出発。
ロッジに着くと、みんな雪だるまをつくったり、雪がっせんをしたりと、元気にあそんでいます。
空が暗くなり、そろそろオーロラを見に行く時間です！
荷物の整理をして、くまロッジのくまおとうさんの先導で、暗くて寒い山道を進み、丘の上にやっと到着。
空を見上げるとそこには……？

こぞうがとことこ歩いていたら、突然、ぱたん！と横になってて、あら、寝てしまいました。
おやすみの時間だったようです。
おかあさんとおとうさんの足元で、こぞうはぐっすり眠っています。
どうやら、他にも眠そうな動物がいるみたいですよ。
キリンの子どもは、おかあさんと一緒にまあるくなって夢の中。
コアラやチンパンジーは、木の上ですやすや。
登場する動物のさまざまな寝姿は、作者のたしろちさとさんが取材の中で出会ったリアルな姿です。
気持ちよさそうに眠っている動物たちを見ていると、わたしたちもなんだか眠たくなってくる、おやすみ絵本です。

今日はぽかぽかいい天気！　絶好のピクニック日和です。
ねすみのおかあさんとおとうさん、そして18ぴきの子どもたち、ねずみ合わせて20ぴきのかぞく、みんなでピクニックに出かけるようです。
散歩をしながら公園に着くと、花であそんだり、茎でつな引きしたり。
思いきりあそんだあとは、作ってきたおべんとうをみんなで「いただきまーす」。
いきいきとした表情が魅力的な18ぴきの子どもたちは、ひとりひとり名前も紹介されているので、お気に入りの子の1日を追いかけるたのしみも。
ちいさなちいさな大かぞく「20ぴきシリーズ」の第3作目です。

「まいごのこねこちゃん」でお馴染みの、童謡「いぬのおまわりさん」のうたえほんです。
泣いているこねこちゃんと、なんとかしようと奮闘するいぬのおまわりさんのようすが、なんともほほえましく描かれています。
歌詞が、おはなしのように読めるので、歌として一緒にうたっても、語りかけるように読んでもたのしめます。
定番の童謡に、あかちゃんから慣れ親しむことができる、「はじめて　うたえほん」シリーズの1冊です。

おかあさんからお留守番をたのまれた、オランウータンのうーたん。
すると、うーたんはやりたい放題！
おもちゃはぜんぶ出しちゃうし、台所では冷蔵庫に入っているものを次から次へと食べ放題。
階段の手すりだって、すべり台みたいに「すい～」っとすべっちゃう。
さて、帰ってきたおかあさんの反応はいかに？
青いサロペットを着て、家の中をあそび回るうーたんは、おおらかで、好奇心旺盛。
うーたんのわくわくする気持ちが伝わってくる、お留守番のおはなしです。

満月の夜、聞こえてきた音に誘われて、５ひきのねずみがたどり着いたのは、かえるの音楽会。
そのメロディーの美しいこと！
でも、その音楽会にはかえるしか参加できません。
そこで、自分たちで音楽会をしようと計画しました。
楽器をつくり、何日も練習して、ついに音楽会の日！
おやおや？
会場にいるのは……？
あたたかい絵にのせて、音楽が聞こえてくるような絵本です。

お隣にネコが住みはじめました。隣人はネコだぜ！！！
5匹のネズミたちは住み慣れた巣穴をあとに、引っ越し先を探すことに。
ようやくたどり着いたのはゴミ置き場。そこには家の建具の材料になりそうなすてきなものがいっぱい。
力を合わせてつくった新居は、住み心地満点。
ところがある夜、突然大きな声がして……。

イタメーニョさんは世界一まじめな料理人。
いつも注文をもらってから全力で調理にとりかかります。
リンゴジュースは裏庭でリンゴを収穫するところから。
それはもう目が覚めるようなおいしさ！
そんなある日、泣きべそをかいた男の子がやってきて……。

にんげんのおとこの子、たろちゃんと、かばのかばちゃんが、トロッコ列車に乗って、いろいろなどうぶつの家のお風呂におじゃまします。
畑のとなりにあるぶたちゃんのお風呂は、どろんこ風呂。
森のなかのシカさんのお風呂は、サウナ風呂。
海辺にあるたこさんのお風呂は……なんと五右衛門風呂！
個性豊かなどうぶつたちのお風呂は、どれも気持ちよさそうです。
はじめはたろちゃんとかばちゃん、ふたりで出発したお出かけが、訪れた先のどうぶつたちも合流して、トロッコ列車もお風呂もどんどんにぎやかに。
最後はたろちゃんちのお風呂で、みんなで輪になって背中を流し合いっこ。
きれいに泡を流したら、みんなでお風呂の中へ「せ～の」横に長く伸びる観音開きのしかけをめくると、「ばっしゃーん」とお風呂のお湯があふれ出す様子は、見ているだけで気分爽快！
絵の具の重なりがうつくしい、すみずみまで見てたのしめるお風呂絵本です。

旅人が吹雪の中たどり着いたのは、打ち捨てられたボロボロの一軒家。
屋根や壁には穴が開き、そこら中クモの巣だらけ、天井は今にも崩れてきそうです。
「いえというものは　すこしでも　きれいでないと」と、つぶやいた旅人は、家の修理をはじめます。
この家に暮らしながら修理を続ける旅人のもとへ、またひとり旅人がやってきて……。
つぎつぎと家を訪れる人びとによって、少しずつ生まれ変わっていく家の様子にわくわく。
たしろちさとさんのデビュー作が20年以上の時を超えて単行本になりました。