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整骨院でマッサージの勉強をしながらはたらくおさるちゃん。
月に一度のたのしみは、山に帰って山の仲間たちをマッサージしてあげること。
ひざを悪くしたおさるのおばあちゃん、首が痛くなったイノシシのおじいちゃんなど、おさるちゃんの帰りを待ちわびる患者さんに、おさるちゃんは、こころを込めてやさしく、やさしくマッサージをします。 マッサージが終わったら、みんなでおにぎりを食べて、温泉につかって、ああ、いい気持ち！
「いつか山で整骨院を」そんな夢を持って、がんばるおさるちゃんのひたむきさがいとおしい。
前作『ペロのおしごと』の主人公ペロも、おさるちゃんの治療をしっかりサポートしています。

犬のペロは飼い主の「おかあさん」が大好き。
おかあさんへのプレゼントを買うため、ペロはおしごとを探しに出かけます。v けれど、何をやってもうまくいかない不器用なペロ。果たして、おかあさんへのプレゼントは手に入れられたでしょうか。
『きょうはマラカスのひ』『ふわふわさんはけいとやさん』などで人気の作家樋勝朋巳の描く、ちょっぴりふしぎで、ほんわかやさしいストーリー。

「チキカーン　チキカーン　チキカーン　グー」。タンバリンを持ってたのしそうに歩いているわんちゃん。ねこちゃんと出会ったら「チキカーン　ねこちゃん」と、ふたりで一列になって進んでいきます。その先には、さつまいもの「おいもちゃん」がいて……。だんだんみんなが集まって、にぎやかな行進になっていく様子がたのしい作品です。

とっても元気なさつまいもの、おいもちゃん。
トレードマークの白い靴下を脱ぎすて、軽快に走り出します。
そしてそのまま海へとざぶーん！
ぷくぷく、ゆらゆら、海の中ってたのしいな。
だけど、だんだん寒くなってきて「はっくしょん！」。
そこへ友だちのメルちゃんがやってきて……？

ゆかいな仲間たちが登場する、樋勝朋巳さんの絵本。
今作は、『チキカングー』に登場したおいもちゃんが主人公です。

トントントトトン、緑のスカーフを巻いた犬が、ひとりでたいこをたたいていると、ほっぺの赤い子どもが「なかまにいれて」と声を掛けます。
トントンポコポコ、ふたりでたいこをたたいていると、今度は赤いしましまシャツのカエルがやってきて「なかまにいれて」と声を掛けます。
トントンポコポコペタペタ。
たいこのたのしげなリズムに誘われて、どんどん仲間が集まり、たいこをたたく輪が広がります。
そこへ、「うるさいぞー　ガオー」とワニがやってきて……。

みんなでたいこをたたくと、それぞれの音の違いが生まれ、重なって、賑やかでリズミカルなたいこの演奏会に！
たいこのリズムが聞こえてきそうなたのしい絵本です。

パーマさんは、自転車の前と後ろのかごにパーマセットを乗せ、お客さんのところへ行ってパーマをかける出張パーマやさん。
隣り町に住んでいるヨコスカさんには、20年同じチリチリパーマ、自分で前髪を切りすぎてしまった友だちのブティックシマさんには、思い切ってびっくりパーマをかけます。
パーマをかけたあと、自分の髪型を鏡で見たみんなは、ニコニコ笑顔です。
ある日、パーマさんはフランス語を習っているフランソア先生のお家に出かけますが、どこにも先生の姿がありません。
フランソア先生と暮らしているカエルちゃん、フランス語を習っているクネクネさんと一緒に先生を探すことに。
一生懸命働きながら、みんなの気持ちをそっと汲むやさしいパーマさんのなが～い一日です。

「ぼく」がいるのは「こっち」。
「ともだち」がいるのは「あっち」。
あっちからともだちがやってくると、たのしいけれど、けんかになることも。
すると、ともだちは帰ってしまう。
今度はぼくが「あっち」に行くことに……。
シンプルなストーリーながら、身近なひととの関係から世界平和まで考えさせてくれます。
異空間を行ったり来たりの浮遊感をあかちゃんと一緒にたのしんで！

わたしがいまのわたしになるには、時間がかかったのよ。だって……。
表紙の赤い帽子をとると、中から現れたのは、たくさんの三つ編みを頭にくるっと巻きつけた髪型。
ここまでたどり着くには、いろんな髪型をしたんだ。パーマかけたり、髪の色を変えたり。
これでいい、から、これがいい！　へ。
クネクネさんを生み出した作者の、自分がうなずける髪型にたどりつくための長い旅路（？）を描いた一冊。
銅版で描かれた、味わいのある絵もとても印象的。