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封筒型のパッケージに入っているのは、作家による５つの工作キット。まずは、荒井良二さん。新聞紙ほどの大きさのすごろく版に描かれているのは、まだ行ったことのない秘密の地図！？
ミロコマチコさんはまだ見ぬ動物たちを描くたのしさを。目や足の続きを描いて想像の動物を完成させます。その他オリジナルの帽子づくりや、絵のお題が現れるスクラッチなども。おうちでイマジネーションの旅がたのしめます。

＜セット内容＞
1.「いったことのない たびにでよう」荒井良二さん
仲間と旅するスゴロク絵本！（A2サイズ16ページ、サイコロとコマのシート×1枚）
2.「いきもののけはいがしてきたぞ」ミロコマチコさん
家じゅうを「いきもの」だらけに！（大小いろいろなサイズの紙×1枚）
3.「よりみちキャップ」spoken words project
自分でつくるファッションアイテム！（420×700mmの紙1枚）
4.「＃今日なに描く？」ジャーニー宮本
1日1問、アートのレッスン！（B4サイズのスクラッチ加工された紙×1枚）
5.「じぶんち探検手帳」akaoni
君も「タビタビじゃあにぃず」」！（パスポートサイズ32ページ）

隣りの村からやって来たあねさには、ひみつがありました。それは、ものすごい勢いのおならをすること！　そのおならの風で、ひとは飛ばされるし、柿の木に向かって「どっばーん！」と、おならをすれば、残らず実が落ちてしまうほど。そんなあねさ（のおなら）が大活躍。荒井良二さんの書き文字が味わい深い、新潟県に伝わる昔話から。

何もない広い砂漠で、男のひとがひとりバスを待っています。大きな荷物とラジオを携え、バスに乗って遠くへ行くところです。でも、待てども待てども、バスは来ません。
そこでラジオをつけると、「トントンパットン　トンパットン」音楽の調べに合わせたかのように、いろんなひとびとが通り過ぎていき、ふと気づけば夜。翌日、ようやく来たかと思ったバスは、なんと満員。
のびやかな絵とリズムある文章が、こころを自由にときはなってくれます。

スースーとネルネルは、眠くなるまで自分たちでお話をつくってあそびます。
部屋の明かりを消したら、はじまりはじまり。
「くるかなぁ」とスースーがいうと、「くるわよ」と続けるネルネル。
スースーはこわがりで、ネルネルは好奇心のかたまり。
そんな性格の異なるふたりが織りなす、不思議の世界へようこそ。
今夜は参加してみよう。

「トントンドアを　トントントン」
日中は元気いっぱいにあそんだ子どもが、夕暮れになると、みんなにさよならして自分の家へ。
この絵本は、空気公団の子守唄のようなやさしい歌に、荒井良二さんが絵を描いたＣＤ付きの絵本。
トントントンとくり返されるリズムとともに、静かにゆっくりと眠りの世界に引き込んでくれます。
やさしい歌声を聞きながら、心地よいねむりにいざなわれます。
付録ＣＤには「トンドンドア」と「おやすみまたね」を収録。

朝、オルガンを弾きながら空にのぼる大きな太陽。
音がすみずみまで届くように画面いっぱいに広がる黄色い光。
その光の中をゾウバスが走ってくる。畑の横を通り、家々の間を抜け、町へ大きい町へ。
海に出て船に乗り、また町へと走り続ける。
どこでもひとが暮らす日常があり、太陽は照らし続ける。
そんな一日を、音楽が響きわたるように感じられます。

朝、窓を開ける。 そこにある風景は、昨日の続きの、あたりまえの風景かもしれない。
でも、昨日の続きの風景が「ここにある」ということ自体、なんとかけがえのないことだろう。
東日本大震災の後、作者が明日への希望をこめて描いた日常のよろこびとは。

夕暮れの公園で、乳母車の中からあかちゃんが、ふと見あげた空にまるい月が。
バレエの練習から帰る女の子が見上げた空にも。
新しい運動靴を買った男の子が見上げた空にも。
仕事が終わった洋裁店の親子も、ギターの練習をしている人も、夕食のかたづけをするおじいさんとおばあさんがふと見あげた空にも、まあるい月が。
公園にあつまった猫たち、山にいる熊の親子、海でジャンプするクジラの上にも輝くまるい月が。
うっとりするほど美しく、奥深い「月が居る夜の情景」を描いた絵本。
『あさになったのでまどをあけますよ』の姉妹版ともいえる、思いのこもる絵本です。

いつも引っ越ししてるのは誰？　家ごと引っ越しするのは？　そんなことあるのかな……。
なぞなぞのように自分に問いかけながらゆっくり考え、思わずにっこり！
自分なりの答えを見つけたアヤメちゃん。
毎日、どこかで誰かが、いろいろな引っ越しをする。今度はアヤメちゃんの番。さて、どこに？
身のまわりにあるいろいろなものが、ちょっとずつ違って見えてきそう。

あなたにとっての「はっぴぃさん」を探す旅へ。
困ったことの相談や願いごとを聞いてくれるという、「はっぴぃさん」。
その「はっぴぃさん」に会うために、あわてんぼうのわたしと、のろのろのぼくは出発します。
「はっぴぃさん」は、山の上の大きな石の上に時々くる、という情報をたよりに。けれど、待っても待っても、はっぴぃさんは現れませんしたが……。
いっぱい真剣に願うと、その願いはかなう……。そんな勇気と希望をもらえそうな絵本。

「森が息しているのは ゆたかな沈黙です。」
「森が生きているのは ゆたかな時間です。」
どこかに置き去りにしたあなたの「だいじなもの」を、森のなかへ探しにいきませんか？

あなたにとって、だいじなものは何ですか？
どこかで呼ぶ声がします。でも、見まわしても誰もいません。
一緒に探しにいこうと声をかけられ、黄色いちょうに導かれ、森の奥へ。
だいじなものって？　大切なものって？　花々の色、笑い声、子どものときに何度も読んだ本……。
長田弘さんのことばに耳を傾けながら、荒井良二さんの描く森の中を一緒にお散歩しませんか？

移り変わる空模様をリズミカルに、時に静かに詩う長田弘さんの言葉。
その言葉とぴったりと呼吸が合った荒井良二さんの絵。
空ってそれ自体が、詩であり絵本だね。

詩人・長田弘さんと絵本作家・荒井良二さんのコンビによる絵本、第２作。
雨が降りはじめた森の中。すこしずつ風も強くなり「だだだ　だーん」と雷までが鳴り響き……。
そして雨がやむとともに場面が一転。おだやかな情景になり、夕焼けから夜空へ。
ことばと絵が創りだす空の表情の変化に、こころ揺さぶられます。

「はいけい　ぼくのキュートナ」ではじまる、15通の手紙。
いつもけらけら笑っていて、寒がりやだけれど冷たいものばかり飲んでいて……。
彼女を思い浮べながらつぶやくことば、ふとしたしぐさや、ちょっとしたこだわりを見つめることば。
どの手紙にも、かわいい「キュートナが大好きなぼく」の気持ちがあふれていて、
大切なひとのことを考える幸せな時間が、たっぷりつまっています。
あなたも大好きなひとに手紙を書きたくなりますよ。
ふだんはなかなか口にできない思いを、さりげなく伝えたいひとへのプレゼントにも。

角野栄子さんが、子どもの本にかかわる著名な作家たちと行った、4回の鼎談が1冊の本になりました。
高楼方子さん・富安陽子さん・荒井良二さん・金原瑞人さん・ひこ田中さん・令丈ヒロ子さん・あべ弘士さん・穂村弘さんと、児童文学や絵本、翻訳、詩まで、さまざまな分野で活躍している作家さんと角野栄子さんが語り合う、豪華なラインアップ。本の制作の舞台裏や、込められた思いがことばの端々から伝わってきます。

小学３年生のゼンの口ぐせは「どーした」。
何があっても知らないひとにでも「どーした」。
反応はいつも「どーした」で、みんなうんざり。
ある朝、学校に行く途中出会った男の子の悲しそうな様子がゼンの気にかかって……。
どこまでも徹底的に「どーしたどーした」とすすむゼンのパワーはみんなを巻き込んでいきます。
天童荒太さん初の絵本、ファンでもあるという荒井良二さんとの初コンビ！

その、ちいさな家に生まれた子どもは、喜びと希望にあふれ、歩きはじめます。
成長し、悲しいできごとに出会った子どもは涙を流し、声を上げます。
その表情から感じられるのは、悲しみを生み出した何かに対しての「ＮＯ！」とも取れる強い意志。
「なんていいんだ」と言える世界を、子どもたちやそのまた子どもたちに残したい。
そのためにできることは……？