【講演会レポート】さいとうしのぶさん(絵本作家)/子どもの本の学校 34期

「子どもの本の学校」 34期 第2回 さいとうしのぶさん(絵本作家)

1991年5月よりスタートした、クレヨンハウスの「子どもの本の学校」連続講座は、2024年で34期を迎えました。
子どもの本の専門店として、作家と読者が出会う場所をつくりたいとの思いが出発点。
“子ども”をキーワードに、子どもについて、子どもの本について、子どもをとりまく大人の世界について、ご一緒に楽しみながら考えていきたいと思います。

2024年12月の講師は、さいとうしのぶさん

さいとうしのぶさんは……
クレヨンハウス大阪店もモデルのひとつとなった『おみせやさんでくださいな!』(リーブル)や、自身も睡眠の大切さを学んだという『ねこすけくん なんじにねたん?』(木田哲生、伊東桃代/編著 リーブル)ほか、絵本や紙芝居など著書多数。絵本創作のかたわら、手づくり絵本を広める活動もしている。代表作である『あっちゃんあがつく』から23年の今年、満を辞して『カっちゃんカがつく』 (以上、みねよう/原案 リーブル)ができあがりました!

講演会タイトル「『あっちゃんあがつく』から23年……
ついに『カッちゃんカがつく』が!」

講演会の前日に、印刷所からできたての状態で納品された『カッちゃんカがつく』(みねよう/原案 リーブル)。作者のさいとうしのぶさんも、講演会場ではじめて現物を手にするというギリギリの完成でした!
「現物を手にしたのもきょうがはじめて、なのでもちろんサインをするのもきょうがはじめてです。間に合って良かった!(笑)
『あっちゃんあがつく』が出てから、もう早23年経ちました。月日が流れるのは早いですね。なぜいま『カッちゃんカがつく』を出したのかという理由のひとつが、この23年でカタカナの 食べものがすごく増えたんです。だから、つくれるようになった。もちろん、頭文字によって多い少ないがあるので、苦労したものもありますが……。最初はタイトルを『アッちゃんアが つく』にしようと思っていたのですが、耳で聞くとわからないとわかり、『カタカナだからカッちゃん』ということで『カッちゃんカがつく』になりました。
本文は、カタカナ1文字ごとに1見開きで、左ページに文章、右ページにメインの絵が描いてあります(ページトップの写真をご覧ください)。たとえば『ア』なら、左ページにアがつくものが2個、右ページにアがつくものが3個、さらに絵として隠してあります。すごい情報量 でしょう(笑)。みなさんは、ぜんぶ見つけられますか? ぜひ子どもたちとも探して、対話のきっかけにしてもらえたらうれしいです」(さいとうさん)

「子どもの本の学校」 34期 第2回 さいとうしのぶさん

講演会場では、参加者にマイクがまわされ、たとえば「ス」のつくものをすべて見つけて答える、という時間も。みなさん、自分が回答するときは緊張でなかなか見つけられなくても、ほかのひとのときはリラックスしてすぐわかることが多かったようです!



講演会後はサイン会開催! オンライン参加者には限定サインカードの特典も

講演会終了後にはサイン会を開催。間近でお話ししながら直筆サインを入れていただける貴重な機会です!

オンライン視聴の方は、対象書籍ご購入で、描き下ろしの特別サインカードをプレゼント!


講演会に参加されたお客さまの声をご紹介!

・子どもがあかちゃんのときに出会った『あっちゃんあがつく』。そこからずっとファンです。16歳になった、むすめのこころにも残っています。(大阪府・女性)

・絵本も素敵でしたが、さいとうしのぶさんの相槌や、会場の方が答えやすいように、ことばをかけていらっしゃるお人柄が素敵すぎて、やはりファンです。(千葉県・男性)

・新刊おめでとうございます。相変わらずパワフルでおもしろくたのしい時間でした。
『あっちゃんあがつく』から23年。いつカタカナ版がでるのかな? と気にしていましたが、ついに! この時が! という感じで、うれしいです。(北海道・女性)



[月刊クーヨン]25年3月号には、書ききれなかった講演内容と、 ここでしか読めない「わたしのオンリーワン」のインタビューも掲載!

クレヨンハウスの育児雑誌[月刊クーヨン]では、ここでは書ききれなかった講演内容と一緒に「子どもの本の学校」の講師のみなさんにお聞きしたインタビュー「わたしのオンリーワン」も掲載しています。
さいとうしのぶさんの記事は、2025年3月号(2/3発売)に掲載!こちらもあわせてチェックしてくださいね。

過去のレポート記事もご覧ください

過去の講演会のレポート記事を公開しています。「都合が合わず参加できなかった」「講演会の雰囲気や内容をちょっと見てみたい!」……という方は、ぜひチェックしてみてください!



「子どもの本の学校」34期はまだまだ続きます

作家と読者を結ぶ講演会イベント、「子どもの本の学校」34期は、まだまだ続きます!
この出会いが、一生を変えるような忘れられない大切な一冊との出会いになるかもしれません。
どこまでも自由な絵本の世界の魅力を、もっともっと知ることができる講演会イベントです。
ご参加を、お待ちしております!




※本ページに表示されている商品価格等は講演会開催時点のものです。