ママを亡くした男の子のもとに現れたゴリラが、男の子の問いかけに一つひとつ、丁寧に答えていくストーリー。
大切な存在を失う深い悲しみをまるごと大きな腕で抱きしめる落合恵子の訳による絵本です。
かけがえのない存在を失ったときの悲しみや傷つき、喪失感を「グリーフ」と言い、なかなか外からは見えにくく、ケアしにくいものです。
特に悲しみや喪失感の中にいる子どもたちへのケアについて、まだまだ社会はそのサポートの方法を知りません。
男の子の悲しみにそっと寄り添うゴリラの姿には、「グリーフケア」の本質が静かに描き出されています。
2012年の米国・ニューヨークで起きたハリケーン。
ご近所付き合いをしていた姉妹の父親が亡くなられたことをきっかけに、
作者のジャッキー・アズーア・クレイマーさんの、
何かできないかとの思いからこの絵本が生まれました。
独学でイラストを学んだイラストレーターのシンディ・ダービーさん。
やわらかくあたたかな水彩画が繊細な物語を引き立てています。
今回貴重な原画を海外から取り寄せ、実現した原画展にぜひお越しください。
【4/1~4/26】『悲しみのゴリラ』原画展 ーあなたもBig Gに会いにきませんか?ー
- イベント
- 『悲しみのゴリラ』原画展
ジャッキー・アズーア・クレイマー/文、シンディ・ダービー/絵、落合恵子/訳
- 開催日時
- 2022年4月1日(金)~2022年4月26日(火)
- 会場
- クレヨンハウス東京店 1F 子どもの本売り場
- お問い合わせ
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TEL:03-3406-6492(11時~19時)
email/ehon@crayonhouse.co.jp