シュタイナーのおもちゃ特集

シュタイナー教育の現場で使われているおもちゃは、クーヨンマーケットで根強い人気です。
自然素材の素朴なおもちゃ、ほんものの楽器、手仕事の道具は、子どもの想像力と創造力を育みます。
ペンタトニックの楽器  ゲーテの色彩論に基づく画材  ウォルドルフ人形  
ごっこあそび   手仕事(羊毛・毛糸)  おはなしのときに  「シュタイナー教育」について知る本

 

ルドルフ・シュタイナー(1861〜1925)
哲学博士。ゲーテ研究家・著述家・文芸雑誌編集者として活躍後、アントロポゾフィー(人智学)に基づく世界観を、教育・医学・芸術・農学など、あらゆる分野で展開。特に〈シュタイナー教育〉として知られるその教育理念は、世界中に影響を与えた。


ほんものの自然にふれることを大事にする
シュタイナー幼稚園でおなじみの「お山のつみ木」。


シンプルな表情のウォルドルフ人形は、
ときどきの子どもの心情を映してくれます。


手仕事は、もののなりたちを教えてくれます。
やりとげた喜びと自信も、子どもの力に。


わらべうたでもおなじみの「レミソラシ」の5音は、どう奏でても調和します。このペンタトニックの音階は、あかちゃんにも子どもにもここちよい調べ。

シュタイナーのことばで知る
■シュタイナー教育とおもちゃ■

生まれてから永久歯が生える頃までに体験したあそびが、
全生涯に意味をもつのです

〈シュタイナー教育〉とは、哲学博士、ルドルフ・シュタイナーが提唱した、精神科学、芸術、教育学をふまえた多面的な教育理念。子どもの成長過程に合わせた独自の教育カリキュラムは、ドイツのヴァルドルフ自由学校をはじめ、各国で実践されています。日本でも、幼稚園や12年間一貫教育の学園などがあります。


ゲーテの色彩論に基づいたシュトックマーの水彩絵の具。
赤・青・黄の三原色で、あらゆる中間色をつくりだせます。

幼児は、ファンタジーのなかに生きている
シュタイナーは、その著書で、幼児の特性について次のように語っています。 「子どもは、永久歯が生える頃までは、まったく一個の感覚器感であり、悟性(論理的にものごとを判断する力)ではなく、ファンタジーの中に生きています。生まれてからこの頃までに体験したあそびが、全生涯に意味をもつのです」
実際、この時期の子どもたちは、周囲のひとやものを全身で感じ、無意識にそれをマネしようとします。
この〈模倣〉こそが、子どもの本質であり、それを支えるのが〈空想力〉、つまりファンタジーです。

子どものもつファンタジーを引き出し、 広げていく
おもちゃは、子どもの中に潜むファンタジーを引き出し、広げていくものとして重要な役割を担っています。では、子どもたちにとって、どのようなおもちゃがよいおもちゃといえるのでしょうか。
「幼い子どもには、可能な限り単純なおもちゃを与えることが絶対に必要です。きれいな(本物そっくりにつくられた)人形を与えてはなりません。完成されたおもちゃは、子どものファンタジーを壊してしまいます。むしろ、ひとかけらの木のほうが、子どもの内的なファンタジーとイマジネーションを刺激します」
精巧につくられた人形よりも簡単な目や口がついているだけの人形のほうが、リアルに再現されたミニカーよりも素朴な木のくるまのほうが、子どもたちの内なる力を何倍も引き出すことができるというのです。

子どもがふれるもの・感じるものは、成長する力の素に

さらに、おもちゃの色や素材、感触も重要です。発色が美しい《蜜ろうクレヨン》も、〈シュタイナー教育〉の理念に基づいてつくられたもののひとつ。
〈シュタイナー教育〉を実践する幼稚園などでは、色彩の美しい画材、自然素材の家具、やわらかい響きの音楽などが用いられます。
おもちゃをはじめ、子どもたちがふれるもの、感じるものはすべて、子どもの感覚が成長する力の素となります。そして、その力は、子どもたちの未来に大きく関わっていくのです。
(『おもちゃtown』1号2004年刊より)


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