今月の英語絵本コース（クレヨンハウス通信 526）

20枚の絵に、問いのことばと、なぞの多い場面や動物が描き込まれています。
さあ、なぞが解けるかな。でも困ったことに答えはひとつではなかったり、おとなの硬くなった頭には少々むずかしい。
「海岸に砂の城を作りにきた巨象が、不機嫌な顔をしているのはなぜ？」とか、「夜中にベッドで寝ていたベケットさんの頭に、こぶを作ったのは誰か」とか「ライオンがヒツジの誕生日に用意した贈り物はなに」とか。
読者のはじけた答えを、作者は待っています……。

家畜たちが放牧されている平原で竜巻がうまれ、一頭の牛を巻きこみながら移動をはじめました。
それは強力な螺旋状に渦巻く空気で、ありとあらゆるものを巻き上げ破壊。
地上の熱い空気が空中の冷たい空気と出会い、その温度差からうまれた風が、漏斗状に巻き上がるのが原因ですが、何によってもその動きは制御できず、周囲はただ避けながら見守るばかり。
竜巻に巻き込まれた牛が、竜巻からその猛烈な力の秘密や、疲れ知らずのわけなど聞き出すうちに……。

あるとき突然、君の目の前に道が現れたらどうするかな。
道はどこへ君を導くのだろう。
道は、君が自分で決めるんだ、という。
いろいろ心配が浮かんで来ても、道が一緒にいてくれる。
友だちのように肩を組んでいる気がして、怖そうなところもへっちゃら。
前進だけでなく後退したり転んだり、迷子になることも、疲れることも心配しないでいい。
…道は君を勇気づけながら一緒に遠いところまでついてくる。