今月の英語絵本コース（クレヨンハウス通信 534）

対照的な性格をしたおじさんと少年のある雨の日のお話です。
雨がきらいなおじさんは、ふきげんに外出の用意をしています。
雨が大好きな少年は、ごきげんでアマガエルファッションに身を包み、おかあさんとおでかけです。
おじさんは水たまりや新聞に悪態をつきながら、一方の少年はこころ弾ませて、それぞれカフェを訪れます。
眉間に皺を寄せるおじさんがうっかり落とした帽子を、少年が拾って声をかけます。
すると、おじさんのしかめ面はみるみるやわらかくなり……。

［英語絵本・入門｜ブッククラブ☆P1 コース］

わたしたちにとって身近で、とてもちいさな生きものの「アリ」は、ひとと同じように協力しあってさまざまなことを成し遂げています。
アリの社会は、1匹の女王アリを頂点に、役割分担された女王の子どもたちでコロニーという機能的な社会をつくり、地球上には10京匹というひじょうに多くのアリが生息するともいわれます。
ことばでコミュニケーションをとらないかわりに、フェロモンという化学物質で意志を伝えます。
砂糖だけでなく実は雑食性のため、肥沃な土づくりにも貢献し地球の生態系を支えています。
アリの社会にわたしたち人間も学ぶことがありそうです。

［英語絵本・中級｜ブッククラブ☆P2 コース］

石というものは、そこにあるとどうしても素通りできない、不思議な魅力を持っています。
それはきっと、石がひとと出会うために備えた力なのでしょう。
小石なら、ポケットに入れたり、積み上げたり並べたりしたくなる。
中くらいの石には腰かけて、いつもとちがう風景をながめる。
大きな石には「重い」という感覚を学び、山の巨大な岩からは圧倒的な存在感を感じます。
地球そのものも、これらすべてを包んだ巨大な石でもあります。
さまざまである石の中に、きっとあなたと世界をつなぐ石があるでしょう。

［英語絵本・上級｜ブッククラブ☆P3 コース］