今月の英語絵本コース（クレヨンハウス通信 535）

平和ってなんだろう。
いろいろ考えてみる。きっと、友だちをつくることも、海を魚たちのためにきれいな青のままにしておくことも、誰かを傷つけてしまったときに「ごめんね」と言うことも、平和につながっている。
大切なひとのことを思うこと、食べものを分け合うこと、足りないものをゆずり合うこと、それも平和をつくっているんだろう。
よその国に行けて、その音楽や服をたのしめるのも平和だからこそできること。
きっと平和って、安心して昼寝ができて、自由で、自分らしくいられることなんじゃないかな。

〈翻訳版〉
『ピース・ブック　The Peace Book』
トッド・パール／作　堀尾輝久／訳
童心社／刊
1,870円（税込）

［英語絵本・入門｜ブッククラブ☆P1 コース］

大海の底の洞で、魚たちが行き来したり貝たちがはべっているのを愛でながら、幸せに過ごすタコがいました。
大波や小波に身を任せ、ジェット噴射をたのしんでいたある日のこと、見たことのない「手」に囚われて水族館へ連れて行かれてしまいます。
はじめはその生活もおもしろかったのですが、そのうちあきてきて、海がたまらなく恋しくなります。
ある晩、にょろにょろと桟橋まではい出ることに成功したタコは、どぼーんと大海に飛び込んで、古巣の洞を目ざします……。

［英語絵本・中級｜ブッククラブ☆P2 コース］

もうすぐ春になる頃、アナとベンジャミンの一家は庭のある家に引っ越しました。
荷物がかたづくと間もなく、庭の設計図を描き庭づくりをはじめます。
芝を植え、元気のない大きなリンゴの木は樹木医に治療してもらいました。
たくさんの種類のなかから種を選び、夏は早朝からかぞくみんなで庭づくり。
収穫をたのしみ、まるまると肥えてきたトリや庭の草木とともに、秋と冬を迎えます。
リンゴの木は、にぎやかになっていく庭をきっとよろこんでいることでしょう。

〈翻訳版〉
『庭をつくろう！』
ゲルダ・ミューラー／著　ふしみみさを／訳
あすなろ書房／刊
1,650円（税込）

［英語絵本・上級｜ブッククラブ☆P3 コース］