今月の英語絵本コース（クレヨンハウス通信 539）

ネコのムーチは、親友のイヌのアールの特別な日に、なにか贈り物をしたいと思いました。
でも、あれもこれも持っているアールに、いったい何をあげたらいいのだろう。
ムーチは考えに考えて、あるものを思いつきます。
それは、「なんでもない」そのもの。
でもどこで手に入るのか。
ヒトはなにかあるのに、「なんでもない」「なんにもない」と言うので、頼りになりません。
しかし、ネコらしくただ座ってぼーっとしていたある日、ふと「あれだ！」と答えが浮かびました……。

〈翻訳版〉
『おくりものはナンニモナイ』
パトリック・マクドネル／作　谷川俊太郎／訳
あすなろ書房／刊
1,540円（税込）

［英語絵本・入門｜ブッククラブ☆P1 コース］

サンタはどうやって煙突に入るのだろう。
ベルトでからだを締め上げるの？
縮んだり伸びたりするの？
頭と足のどちらから入るの？
煤だらけになるけどそのたびに服を洗濯するの？
煙突のない家だったら？
ドアの鍵をどうあけるの？
変身して隙間や蛇口から侵入するの？
疑問がたくさんあるけど、サンタが家に来てくれることはうれしいな。

〈翻訳版〉
『サンタさんはどうやってえんとつをおりるの？』
マック・バーネット／文　ジョン・クラッセン／絵　いちだいづみ／訳
徳間書店／刊
1,870円（税込）

［英語絵本・中級｜ブッククラブ☆P2 コース］

その昔、サンタにはクリスマスはありませんでした。
北極で年中おもちゃを作り、クリスマス前夜に世界を回って、ツリーの下にそれを置いてきます。
終わればベッドに入り、朝だけはちょっと寝坊し、また仕事の日々。
小人やクマはそんなサンタにも、クリスマスを「特別の日」にしてもらおうと考えました。
そこで北極中に電飾を、サンタの家にはツリーと靴下を飾り、サンタへの贈り物とご馳走で祝いました。
「こんないいもの、毎年しなきゃ」と大喜びのサンタも、この日を「特別の日」にすることに。

〈翻訳版〉
『はじめてのクリスマス』
マック・バーネット／文　シドニー・スミス／絵　なかがわちひろ／訳
偕成社／刊
1,760円（税込）

［英語絵本・上級｜ブッククラブ☆P3 コース］