ガラスの犬　ボーム童話集

屋根裏でみつけた衣装箱から、賊たちが出てくるナンセンスな物語「屋根裏の盗賊」。
欲深いガラス細工職人が、私欲のために魔法使いのためにガラスの犬をつくったことで、皮肉な結末をたどる、表題の「ガラスの犬」など。

グリム童話やアンデルセン童話、ペローやラングなどの童話集など、ヨーロッパの長い歴史のなかで伝承されてきた童話とはひと味ちがう、建国間もない頃の米国でうまれた、社会風刺とユーモアにとんだ８編の物語。

『オズの魔法使い』を書いた米国の児童文学作家、フランク・ボームが、19世紀の終わり頃に米国の子どもたちに向けて描いた、現代につながるモダンなおとぎ話集です。