おてんばヨリーとひげおじさん

新型車両が初めて走る、お祝いの日。この記念列車には、大臣や、遠い国の大統領も乗車するとあって、運転士を務めるひげおじさんは大はりきり！
いよいよ発車となったその時、電車にかけ寄ってきたちいさな女の子ヨリーが、10匹のハリネズミが列車の下に逃げ込んたと言うのです。
電車の下からハリネズミを助け出したふたりでしたが、ヨリーを手伝ったせいで電車を降ろされてしまったひげおじさん。
しかも、ハリネズミだと思っていたうちの1つは爆弾！
そのうえ、ヨリーは、あと1つ同じものが電車の下にあったと言うのです。
発車してしまった記念列車を大急ぎで追いかける、ひげおじさんとヨリーは列車の爆発を止めることができるのでしょうか？

1988年に国際アンデルセン賞を受賞した、オランダの国民的作家がおくる、ハラハラドキドキする物語です。