パンとバラ

１９１２年、アメリカ東部ローレスの町で起こった物語です。貧しい移民労働者たちのストライキによって、混乱するひとびとと町。貧しい少年ジェイクと、イタリア移民の少女ローザは、それぞれの思いを胸に抱きながら、その渦に巻き込まれていきます。「パンがほしい、そしてバラも」物語に出てくるこのことばに込められたひとびとの思いとは……。最後まで目をそらさずに読みたい一冊です。