アンナの戦争

第2次世界戦争中、ナチスによるユダヤ人迫害が激化していきます。
ドイツに住んでいた１２歳のユダヤ人の少女アンナは、キンダートランスポートという、子どもたちをビザなしで入国許可する救援を受けて、ドイツからたった一人でイギリスにやって来ます。
彼女をあたたかく迎えてくれた農場の家族や、そこで新しく通いはじめた学校でのクラスメートの心無いことば。
たまたま納屋で遭遇した兵士など、さまざまな人びとと出会うアンナ。
知らない土地で親と離れ離れで生きていく不安、なんとかその土地に慣れようと力強く生きていく子どもの心情がリアルに描かれています。
イギリス生まれのフィクション。