カイト

女の子ハルちゃんが大空に揚げた凧のカイトは、糸が切れてしまいひとりぼっちで風にさらわれてしまいました。
そこから、カイトのハルちゃんの元へ戻る旅がはじまります。
カイトの絡まった足をほどいてくれた、カササギの親子。
飛ぶのがじょうずだと褒めてくれた、魚たち。
時には、飛ぶことを怖がっているツバメの子が飛ぶのを、カイトがサポートあげることも。
そしてついに、カイトは見覚えのある街にたどり着きます。
ひとりぼっちで飛び出すことは怖いけれど、思い切って前へ進むと、そこには助けてくれるひとがいる。
そして、じぶんが助けてあげられることがある。
そしてその道のりも、かけがえのない経験になるのだと、カイトの旅は教えてくれます。
あたらしい一歩を踏み出すひとに贈りたい、勇気と希望のお話です。