ママとうみのやくそく

「わたし」のママは、韓国の済州島で海女さんをしています。
ママは、イルカのように泳ぐ巣潜りの天才。そして、おばあちゃんも海女さん。
おばあちゃんのように暮らすのがいやだったおかあさんは、都会で美容師をしていたことも。
自分の生き方を考えたとき、おばあちゃんのこと、海のこと思い出し、おかあさんは、また済州島にもどりました。
おばあちゃんは言います。
「うみは ぜったいに にんげんの よくばりを ゆるしてくれやしないよ」と。
海からたくさんのことを学びながら、力強く生きていく親子三代の姿が清々しい。