さんびきのこねずみとガラスのほし

町外れの雑木林で暮らし野ねずみの家族。一家の三匹の子ねずみはいつも夢見ていました。「ガラクタ置き場に、遊びに行きたいなあ」。
だって、ガラクタ置き場って面白そう。楽しいものがゴロゴロありそう。
いっぽう、ガラクタ置き場では、ボタンや宝石箱のカギたちが、輝かしくも懐かしい過去の話をしていました。
冬が来て、子ねずみたちがはじめてガラクタ置き場を訪れる日が。ガラクタたちが輝きを取りもどし、子こねずみとともにキラキラ輝いている姿が印象的。
忘れられたものたちは、誰かに喜ばれ歓迎されることで取り戻すものがあるんだよなね。こころがぽっとあたたかくなります。