トクベツキューカ、はじめました！

習千葉(ならちば)小学校には、ある校則が。
一年の中で一日だけ、好きな日に学校を休んでもいいという日、通称「トクベツキューカ」。
好きなときに、好きな理由で休むことができるという校則です。
寒さが苦手で、雪が降った日に休んだ女の子の、ある出会い。
友だちの板挟みになっていた女の子が、新たな決断をする春。
地元の習志野から東京へ自転車で走る男の子ふたりの夏。
小学５年生の冬からの四季で描かれた、5章からなる短編連作物語。
小学校を舞台に、主人公の子どもたちが、迷いながら、けれど確かに成長していきます。
一年の中で一日だからこそ、かけがえのない一日になる。
あなたはどんな日にトクベツキューカを使いたいですか？