風を切って走りたい！ 夢をかなえるバリアフリー自転車

幼いときから、物を作るのが大好きだった堀田健一さん。
はじめは、オートバイやエンジンの生産で有名なホンダヘ就職します。
ある日、息子と手作り自転車であそんでいると、つえをついた五十代くらいの女性に、「自分にも自転車を作ってほしい」と頼まれます。
これをきっかけに堀田さんは、体が不自由なひとのために自転車を作り続けようと決心し、36歳の時に堀田製作所を立ち上げます。それ以降、ひとりひとりに合ったオーダーメイドの自転車を作り続けています。
オーダーする人びとの切実な思いと、その人たちそれぞれとの絆。
堀田さんの物作りへの情熱と、何よりもそれを求めるひとの切望に応えたいという強い意志が胸に響きます。