パフィン島の灯台守

母親と一緒に乗っていた客船が嵐に合い、ほかの乗客ともども海に投げ出された5歳の男の子アラン。
アランたちを救ったのは、無口で偏屈なひとりの灯台守でした。
乗客たちが、灯台の島から帰って行くまでずっと、他人と距離を置いていた灯台守の老人ですが、アランは、島から故郷に帰るとき、その灯台守から一艘の船が波を切って海を渡っているさまが描かれた一枚の絵をもらいます。
やがてアランは大きくなり、その時にもらった絵と共に、再び灯台守に会いに行くことを決意します……。
パフィン（ニシツノメドリ）の住む小さな島を舞台に、少年と老人のこころ温まる交流の物語を、イギリスを代表する児童文学作家のマイケル・モーパーゴが描きます。