まあすけのぼうし

馬場のぼる先生の知られざる名作が、装いも新たについに復刊！　自転車の練習をする、こぐまのまあすけ。だけど、ふらふらふら…、なかなか上手に乗れません。そんなまあすけを見ていたやぎのおじさんが、不思議なぼうしをくれました。それをかぶれば、自転車に乗れるようになるというのです。まあすけがぼうしをかぶってみると、まあ、ふしぎ！　本当に自転車に乗れるようになりました！　しかし、大切なぼうしは風に飛ばされてしまって…。のんびり素直で、やりたいことにマイペースに取り組むまあすけの姿は、子どもの姿そのもの。読者はまあすけに自分自身を重ねあわせて、一緒に悩み、一緒に喜べます。どこかとぼけたまあすけの表情がなんとも愛らしく、子どもから大人まで、読めば心がほっこり！　親子での読み聞かせにもぴったり！　なにげない日常の小さな優しさや思いやりの大切さに、あらためて気づかせてくれる絵本です。