商品コード:9784591164204

故郷の味は海をこえて

日本に暮らす「難民」がたどってきた道のりを、故郷の料理からひもとくノンフィクション。共生社会とはどうあるべきかを考える。
2,200円(税込)
2,000円(税抜)
著者名
安田菜津紀/著・写真 認定NPO法人難民支援協会/協力
出版社名
ポプラ社
ページ数
231
シリーズ名
ポプラ社ノンフィクション
発売日
2019/11/14
<出版社の内容紹介>
なぜ国を離れなくてはならなかったのか。どうやって日本にたどりついたのか。本書は、日本に暮らす「難民」とよばれる人たちがたどってきた道のりを、故郷の料理に宿された記憶からひもとくノンフィクションです。「難民」とは、紛争や人権侵害などから自分の命を守るためにやむを得ず母国を追われ、逃げざるを得ない人たちのこと。テレビやネットなどで「難民」という言葉はよく見聞きしますが、海をへだてたどこか遠くの国に存在している人たち、と思いがちです。でも現実に、2018年に日本で難民申請をした人びとは1万493人もいます。それに対して、同じ年に難民認定を受けたのは、わずか42人です。なぜこのようなことになるのでしょうか。何らかの事情で国を追われ、命からがら日本に逃れてきた人びとは、先が見えない不安の中、尊厳と希望をもって生きていかなくてはなりません。それには、日本の社会のなかで受け入れられることが必要です。まずは私たちが難民について「知る」こと、無関心でいないことが大切なのです。

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