商品コード:9784620326894

コロナ貧困 絶望的格差社会の襲来

「死にたいほどつらい」一度落ちたら這い上がれないのか?
1,320円(税込)
1,200円(税抜)
著者名
藤田孝典/著
出版社名
毎日新聞出版
ページ数
256
発売日
2021/08/02
<出版社の内容紹介>
「お金を稼げない」「家賃が払えない」「もう死ぬしかない」 社会福祉士の著者のもとには、生活困窮に陥っている人たちからのSOSが次々と届く。
日本で新型コロナウイルス感染者が確認されて1年余が経過した。感染拡大で生活や雇用に深刻な影響が及んでおり、仕事もお金も住まいも失った人たちは増加の一途をたどっている。とりわけ非正規雇用で働く多くの女性、若年層、高齢者の暮らしはこの1年で劇的に悪化した。さらに、2人に1人くらいの相談者が「死にたい」と訴えていることにも強い危機感を抱いている。収束の見通しは依然として立たず、募る不安が心身にダメージを及ぼしていることが窺える。

現場で今、何が起きているのか。その実態についてもっと広く社会に伝える必要があると考え、執筆したのが本書である。今必要なのは、「自分とは無縁ではない」と気づくことだと思う。本書では、貧困に至った相談者の事例と対処法を数多く紹介している。登場人物たちの体験を通じて、「自己責任なんてとんでもない、誰もがいつ貧困状態になってもおかしくないのだ」という認識への転換を強く促したい。

これほどまでに大量の生活困窮者が出るということは、私たちが築き上げてきた社会のどこかに歪みがあるのではないかと、この機会にぜひ現実を見つめ直していただきたい。本書が、徹底して貧困問題に向き合い、原因を突き詰め、問題を解決するために何ができるのかを考えるきっかけとなり、現場から社会を変える「ソーシャルアクション」の一助となれば本望である。

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