きょうぼくはなまえをもらった

15個の卵のなかで、いちばん先にうまれた「ぼく」。
「なまえを　つけなきゃ」と、とうさん。
「やさしい　なまえに　したいわ」と、かあさん。
「なまえって　どこに　あるのかな」と、ぼく。
他の恐竜たちの名前を聞いてみると、ノドサウルスの子どもは「ドドン」、テリジノサウルスの子どもは「ギーギー」など、みんなそれぞれいい名前を持っています。
その夜……。
誰かが思いを込めてつけてくれた名前は、たいせつな贈りものですね。
北海道で化石が発見され、その後2019年に新しい種類の恐竜であることが分かった「カムイサウルス」をモデルにしたシリーズの2作目。
巻末に、絵本に登場する恐竜たちについての解説もついています。