みんなのいちにち

ページを開くと６つの部屋がある建物が。
窓から部屋の様子を伺えます。
窓の向こうには、パン屋、時計職人、おばあさん、子どものいる家庭など、さまざまなひとたちが住んでいます。
朝６時。パン屋さんはせっせと開店の準備をし、時計職人のおじいさんは朝の散歩に。
おかあさん、おとうさんは子どもが起きる前に朝食をすませているのかな？
次のページをめくると朝７時。
パン屋さんの棚には焼きたてのパンが並び始め、かぞくの部屋の子どもたちは起きてきました。
さらに９時、１０時と続き、１時間ごとに描かれる建物の住人たち。
それぞれしていることが違うけど、なにげない一日のなかで、自分の時間を大事に、丁寧に過ごしている様子が伝わってきます。

切り絵作家でもある、たけうちちひろさんの絵本。
時間の感覚がまだ身についていない子どもに一日の流れが体験でき、探し絵としてあそべる要素もあるので、何度でも楽しめます。