へそまがりの魔女

とある暗い森の中。
かけられたら最後、誰にも解くことができない呪いをあやつる魔女がいました。
魔女は人がきらいで、誰とも関わらずに1ぴきのネズミとひっそり暮らしていましたが、ある日突然、ちいさな女の子が訪ねてきます。
女の子は、国の内部で起きた争いに巻き込まれ、家をなくして住む場所を探していました。
そんな女の子と魔女はひょんなことから一緒に暮らすことになります。
薪を集めたり、ニワトリの世話をしたり、せいいっぱい家のことをする女の子に対して魔女の態度はそっけないものでした。
しかし、それには理由があったのです。
呪いをあやつる人ぎらいな魔女と、優しさを知らない少女のこころ温まる交流を描いた物語です。