きみのうたをきかせて

クマが森を歩いていると、草むらの中に、うん？　何か落ちているのを発見。
なんと、ウクレレ！！
弾いてみると「ポロロン」。すてきな音が。
思わずクマは、切り株に腰かけていたネズミに声をかけ、歌をうたおうとします。

でも、カラスがタンバリンを見つけて、先に陽気な歌をうたいはじめてしまいました。
がっかりするクマ。
ようやくカラスの歌が終わり、次はクマの番と思いきや、今度はヘビが太鼓を見つけて……。
さぁ、クマは望み通り、気持ちよく歌をうたうことができたのでしょうか？
あんなに大きいからだなのに、小さく見えるくらいにしょんぼりしているクマの様子が、なんとも愛らしい作品です。