時計つくりのジョニー

小さな男の子ジョニーは、ものをつくるのが大好き。手先がとても器用です。
カナヅチやノコギリを嬉々として手にする息子に、両親は
「またバカなことをやって」。てんでわかっていないのです。
ある日、ジョニーは、大きな時計をつくろうと思い立ちます。それも、振り子の大時計です。
ねえ、聞いて。興奮しながら両親に説明するのですが、まともにとりあってはくれません。
学校でも、誰もジョニーに共感してくれるひとはいません。先生などは、小さいジョニーにそんなことは無理だといいますが……。
自分の夢をかなえるために、ひそやかに、けれど果敢にすすむジョニー。
小さな男の子の、大きな夢は……。ラストにもうひとつ、すごいことが待っています。