わにわにとあかわに

ある日のことです。わにの「わにわに」が廊下を歩いていくと、「クィ……」と、なく声が！< えっ？　なあに？
そこに出てきたのは、「クィ……」と鳴いた、小さな小さなち赤いわに。
妙にいとおしい奴だ。だから、いっしょにプリンを食べ、お風呂に入り、縁側でひなたぼっこをします。
日差しに温められた石の上で、うっとりとした様子で微動だにせず、日向ぼっこしているトカゲを見つけたとき、なぜかこの絵本を思い出した。