しゅるしゅるぱん

東京から、父の故郷の朱瑠(しゅる)町に越してきた解人。
おばあちゃん、ひいおばあちゃんの「おひこさん」とともに暮らしはじめます。
ふたりが唱える「しゅるしゅるぱん」というおまじない。
そしてほかのひとには見えない「しゅるしゅるぱん」と名のる不思議な男の子に出会います。
父から祖母、曾祖母へとさかのぼり……。
曾祖母の人生に思いを馳せる、こころあたたまるファンタジー。