もじゃもじゃドライブ！

「もううちには車は1台あるじゃないの！」という、おかあさんの反対をよそに、おとうさんがいきおいで買ってきた新しい車。
あこがれていた銀色の車が突然家にやってきたので、こうたは大興奮です。
「中古で安かったから」と、なんとかおかあさんの怒りをしずめ、３人はドライブに行くことに。
はじめは快調に走っていた車ですが、あれ？　ハンドルもブレーキも効かない！
おまけに茶色くて太い毛が車全体を覆うように生えてきました！
不思議なことに安全運転のまま、勝手に走り続ける車が向かった先には……。
ゆかいでほっこりとしたおはなしは、はじめてひとりで読む幼年童話にもぴったり。