ヴィンセントさんのしごと

郵便受けに届けられた、たくさんの手紙を読むことから今日の仕事がはじまるヴィンセントさん。
彼の仕事は、世界中の子どもたちから届いた相談の手紙を読んで、問題を解決することです。
その日、ヴィンセントさんが選んだのは、南の島に暮らすトントくんからの「雪が見てみたい」という手紙でした。
さっそく地図を調べたり、風向きを確かめたりしたヴィンセントさんは、大きな扇風機を背負って、裏庭に立てた長いはしごを上へ上へと登ってゆきます。
そして、その頃、トンタくんが暮らす南の島では……。
黙々と仕事をするおじさん、ヴィンセントさんの心情は語られませんが、ちょっとした表情の変化で、たのしさやうれしさが伝わってきます。
大人もヴィンセントさんに手紙を書いて、相談したいことってありますよね？