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2023年4月16日 『詩ふたつ』(長田弘/詩 グスタフ・クリムト/画) 朝日新聞「記者サロン 喪の旅」にてご紹介いただきました。 >朝日新聞デジタル掲載記事(有料記事)
長田弘の「絆」の詩篇に、クリムトの樹木と花々。人生のなかでときに訪れる悲しみに、静かにそっと寄り添う、とてもやさしくあたたかい詩画集です。 収録 『花を持って、会いにゆく』『人生は森のなかの一日』 本書/帯より 「すべての、それぞれの愛するひとを見送ったひとに」落合恵子 母を見送った季節が、まもなくやってくる。喪失の悲しみをいやすことはできないし、 その必要もないと考えるわたしがいる。なぜならそれは、まるごとの、そのひとを愛したあかしであるのだから。 悲しみさえもいとおしい。けれども、どうしようもなく、こころが疼くとき、 長田弘さんの、この、ふたつの「絆」の詩を声にだして読む。人生に余分なものは何ひとつない、と。 ------ どこにもいない? 違うと、なくなった人は言う。 どこにもいないのではない。 どこにもゆかないのだ。 いつも、ここにいる。 歩くことは、しなくなった。 ---本書より---
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2023年4月16日
『詩ふたつ』(長田弘/詩 グスタフ・クリムト/画)
朝日新聞「記者サロン 喪の旅」にてご紹介いただきました。
>朝日新聞デジタル掲載記事(有料記事)