のはらうた絵本

野原を散歩していると、あちらこちらから「詩（うた）」が聞こえてきます。けやきやイナゴ、ヘビにフクロウ、小川や池など、「のはらのみんな」の声です。
『のはらうた』 は、詩人の工藤直子さんが、その声一つひとつに耳を傾け、のびのびとした詩の世界として書き留めた詩集です。 1984年に1巻目が刊行された「のはらうた」シリーズは、2024年に40周年を迎え、今回の『のはらうた絵本』が刊行されました。
本作では、絵本作家のあべ弘士さんが、工藤直子さんの詩に合わせた、ダイナミックでいきいき とした生命の躍動を描いています。のはらの住民たちの声を、ぜひ絵本の世界でおたのしみください。