いぬのサビシー

クリップスさんは飼っていた犬の世話はしましたが、名前はつけませんでした。
寂しくてたまらなかった犬は、 自分に「サビシー」と、こころの中で 名前をつけました。
ある日、クリップスさんはサビシーを置いて、家を出ていってしまいます。
ひとりぼっちのサビシーのもとに新しいかぞくが引っ越してきて……。
自分を認めてくれる存在がいることの喜びが伝わってきます。