今月の英語絵本コース（クレヨンハウス通信 533）

ときにはうまくいかない「だめな日」もあります。
黄色の小鳥は大切な尾の羽を失い、白い子イヌは首の革ひもを柵に絡ませてしまいます。
橙色の子ギツネはおかあさんとはぐれ、茶色の子リスはだいじな木の実を池に落としてしまったり……。
でもそう、こんな日もすてきな１日に変わるのです。
さきほどの子リスは代わりに大きな木の実を見つけます。
子ギツネのおかあさんはすぐに見つかりました。
子イヌはひもを直し、小鳥は羽が１枚なくてもいままででいちばん高く飛びました。
そして、その黄色の羽はある女の子の1日をすてきなものに……。

〈翻訳版〉
『とっても いいひ？』
ケビン・ヘンクス／作 いしいむつみ／訳
BL出版／刊
1,430円（税込）

［英語絵本・入門｜ブッククラブ☆P1 コース］

自然が大好きな３きょうだいは、愛犬を連れて近所の山へハイクに出発！
森の小道には小動物が走り回り、灌木にはキイチゴがたわわに実っています。
キイチゴを頬張り、葉っぱでカゴを編んだりしながら進むと、奥まった道の先に川が現れました。
道をまちがったようでしたが、地図を広げて正しい道を見つけます。
道中、シカが現れるなどたのしい時間を過ごしますが、しだいに疲れが襲いふたりのいもうとは歩けなくなってしまいます……。
ふたりを肩車し歩きすすめるおねえさんは、果たして頂上へたどり着けるでしょうか？

［英語絵本・中級｜ブッククラブ☆P2 コース］

愛の意味がわからなかったボクは、おばあさんに尋ねます。
するとおばあさんは答えずに、自分で世界を歩いてみれば答えがあると言います。
そこでボクは世界を歩き、ひとびとに問いかけました。
漁師は愛は魚だというけど、魚を食べさえしないボクには理解できない。
役者は観客の拍手が愛だといい、ネコは夜が愛で、イヌはそのネコを追うのが愛だと言います……。
長い旅のあと、家に戻ったボクはあることに気づくのでした。

〈翻訳版〉
『なんなんなん？』
マック・バーネット／文　カーソン・エリス／絵　アーサー・ビナード／訳
小学館／刊
1,870円（税込）

［英語絵本・上級｜ブッククラブ☆P3 コース］